逢いたいひとがいるのに 忙しいから逢いにゆけない(ゆかない)というのは 理由にならない。 ゆけばいいのだ!ゆけ! ・・・と弾かれるようにマダムのお店に向かう。 ここは居心地がよく、小一時間ほど長居してしまうのが いつものことなので、時間を作るゆとりすらない今の状況では ゆけないところだと思い込んでいた。 15分でいいのだ。10分でもいいのだ。 カランコロンとドアを開けると マダムは、これ以上はない柔らかな笑顔で いらっしゃいませ、と迎え入れる。 久しぶりね?どうしていたの?などと 余計なことは詮索しない。 けれど、私が着ている服と同色のカップを運んでくれる。 そして私の思いを知るかのように、 ここ数日の「心の花」である 薔薇のモチーフのスプーンレストを添えてくれる。 今日はグアテマラ。 ・・・おいしい。 しあわせとは、この味を言う。 今日、携えてきたのは「葉桜と魔笛」。 読み進むにつれ、忙しいから読めない と言ってはいけないものだった、と気づく。 来てよかった♪
by senriko
| 2005-05-22 13:08
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